車内でWi-Fiを使いたい場合、大きく分けてポケットWiFiやスマホのテザリングを利用するパターンと、ドコモやトヨタなどが提供している車載用WiFiを利用するパターンの2つがあります。
それぞれメリットデメリットがあるので、どれがベストなのかは人によります。そこでこの記事では、「無制限で使える」「とにかく安い」「月額料金が無料」など、様々な評価軸で見たときにベストだと言える選択肢を紹介していきます。
車用Wi-Fiのおすすめを紹介
ここからは、車用Wi-Fiとしておすすめのサービスを4つ紹介していきます。それぞれの特徴を理解して、自分の利用スタイルに合ったWi-Fiを選びましょう。
docomo in Car Connect:2,000円以下で使い放題!車内で動画を見るならコレ
docomo in Car Connectは、月額2,000円以下で車内でのWi-Fiが使い放題になるサービスです。
プラン | 料金(税込) |
---|---|
1日(24時間) | 550円 |
30日 | 1,650円 |
365日 | 13,200円 |
30日と365日のプランであれば、1ヶ月の料金は2,000円以下で利用できます。
ドコモ回線利用者でなくても利用可能で、一部の対象車両ではDCT-WR100Dなしでも使用できます。
動作条件として、エンジン始動後、走行するまでの30分間はWi-Fi機能がオンになり、停車したまま30分以上が経過するとWi-Fi機能はオフになります。走行を開始するとWi-Fi機能がオンになり、停車後は60分間Wi-Fi機能がオンのままとなりますが、60分以上経過するとオフになります。
無制限で使えるものの、停車中の利用には制限があるため、同乗者が車内でWi-Fiを使いたい場合などにおすすめです。
楽天モバイル:月のデータ消費量に応じて金額が変動!キャンプや車中泊にもおすすめ
楽天モバイルのポケットWiFiは、使ったデータ量に応じて料金が変動するのが特徴です。
データ使用量 | 料金(税込) |
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〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
20GB超え | 3,278円 |
ポケットWiFiであるため、停車中でも利用可能です。また、契約期間の縛りがなく、短期での利用にも適しています。現在、本体代1円で購入可能で、初期費用を抑えて導入することができます。
ecoco:使い切りなので月額無料!使い勝手は良好
ecocoは、一度端末を購入するだけで月額料金が発生しない買い切りタイプのWiFiルーターです。USBで給電するだけで利用できるため、車内で簡単にWi-Fi環境を整えることができます。
データ容量 | 料金(税込) |
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100GB (1年間有効) | 23,980円 |
10GB (1年間有効) | 19,980円 |
USB接続タイプですが、電源さえ取れればどこでも使用可能です。例えば、モバイルバッテリーに接続して使うことも可能です。契約不要で、必要な時だけ「ギガのおかわり」としてデータを追加購入できるのも便利です。ランニングコストを抑えたい方に最適な選択肢です。
povo:最も低リスク!迷ったらとりあえずコレ
povoは、基本料金が0円で、契約時の手数料もかからず、必要な時にデータトッピングを行うことでインターネットを利用できるサービスです。不要になった場合はいつでも解約可能で、導入にあたってのコストがゼロなため、非常に低リスクです。
お試しでとりあえず使ってみるには最適ですが、Wi-Fiではなくスマホのテザリング機能を使用するため、長時間の利用には注意が必要です。スマホが熱を持ちやすく、バッテリーの減りが早くなる可能性があるため、その点に留意しましょう。
車用WiFiの使い方
ここからは、車用WiFiの使い方について説明していきます。それぞれのWiFiの種類に応じた使い方を把握し、最適に利用しましょう。
ポケットWiFiなら機器を車内に置いておくだけ
ポケットWiFiを車内Wi-Fiとして利用する場合、特別な設置工事は必要ありません。ポケットWiFi本体を車内に置いておくだけで、自動的に接続可能なWi-Fi環境が整います。持ち運びも可能なので、車外でも使用できます。
ドコモの場合はDCT-WR100Dの購入が必須
対象車両以外でdocomo in Car Connectを利用する場合、DCT-WR100Dという専用端末の購入が必要です。この端末はAmazonなどで購入でき、価格は2万円程度です。また、速度検知機能が搭載されており、走行中でないと通信ができない仕様になっています。
車用Wi-Fiは料金だけでなく初期費用や用途でも比較検討しよう
最後に、車用Wi-Fiを選ぶ際のポイントについて説明します。料金の安さだけでなく、初期費用や利用シーンに合わせた選択をすることが重要です。
初期費用がかからないものが良い場合はpovoやポケットWiFiが選択肢となります。ランニングコストを抑えたいなら、ecocoのような買い切りタイプのWiFiが適しています。また、車内で動画をたくさん見る場合は、ドコモの車載WiFiのような無制限プランを選ぶのが良いでしょう。
これらのポイントを参考に、自分に合った車用Wi-Fiを選んで快適なインターネット環境を整えましょう。