「車内Wi-Fi」として提供されているものには、ドコモやトヨタが提供しているものがあります。これらの商品は低価格で無制限に通信できる一方で、走行中しか通信できないといったデメリットもあります。
一方でポケットWiFiを車内に置いたり、スマホでテザリングしたりすることでも車内WiFi環境を作ることもできます。
このように車内にWiFi環境を作る方法はいろいろとあります。その中でも、この記事では料金に注目し、よりコスパの良いサービスを紹介していきます。
車内Wi-Fiには主に3種類ある
車内Wi-Fiには主に3種類の方法があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったWi-Fiの選び方を考えていきましょう。
車載専用WiFi：料金は安いが走行中しか使えないのがデメリット
車載専用WiFiは、トヨタやホンダなどの車メーカー、またはドコモが提供している車内専用のWi-Fiサービスです。料金は比較的安く、1,000円〜2,000円程度で無制限に通信ができるコスパの高さが魅力です。
ただし、通信機器に速度検出装置が付いており、基本的に走行中にしか通信ができません。そのため車中泊やキャンプでの利用には向いておらず、完全に同乗者用のサービだと言えます。
ポケットWiFi：料金は高めでコスパも悪いが種類が多い
ポケットWiFiは、持ち運びが可能で車内以外でも利用できるのが特徴です。また、ポケットWiFiは様々な会社が参入しており、プランも豊富なのがメリットです。例えば3GBだけの少量プランもあるし、100GBや無制限の大容量プランもあります。格安SIMと同じように、自分に合った料金プランを選べるのがメリットです。
一方で料金は車載専用Wi-Fiよりも高く、10GBでも月額1,000円〜2,000円程度、無制限の場合は3,000〜4,000円程度が相場になります。
買い切りポケットWiFi：コスパは良い！迷ったらコレがおすすめ
買い切りポケットWiFiは、端末を一度購入するだけで、その後の月額料金が不要なタイプです。USBで給電するだけで簡単に利用できます。
基本的に1年間の容量を最初に購入する形になります。例えば有効期限1年間の100GBを2万円程度で購入します。その後1年間かけて100GBを消費していきます。もちろん期間中に使い切った場合はチャージすることもできます。
このように、通常のポケットWiFiと違って年単位でデータ容量を使えるため、通信容量を無駄にしにくいメリットがあります。例えば梅雨時は外出する機会も減ると思います。月額制のWiFiだとその月の容量が無駄になってしまいますが、ecocoなら1年の長いスパンで使うことが可能です。
車内WiFiの選び方
ここからは、車内WiFiの選び方について解説します。それぞれの用途に応じて、最適なWiFiを選ぶことが大切です。
走行中のみでOKなら車載専用WiFiが安くてお得
キャンプや車中泊をするつもりがなく、「車での移動中に同乗者に動画を見せたい」みたいなことが目的ならば、車載専用WiFiがお得です。月々2,000円以下で料無制限に通信できるため、コストパフォーマンスはかなり優れています。
キャンプや車中泊でも使うならポケットWiFi
車中泊やキャンプでWiFiを使いたい場合は、車載専用WiFiではなくポケットWiFiを選ぶのが良いでしょう。ポケットWiFiであれば、停車中やアウトドアの場面でも自由にインターネットが利用できます。
データ消費量に応じて最適なプランを選ぶ
ポケットWiFiを選ぶ場合、車内でどれくらいのデータ容量を使うかによって最も適切なプランを選びましょう。例えば楽天モバイルやWiMAXなどは無制限で利用できますが、そこまで必要なければ50GBや100GBなどのプランがあるものを選ぶと良いでしょう。
車内WiFiとしておすすめのポケットWiFi
ここでは、車内WiFiとしておすすめのポケットWiFiを紹介します。
楽天モバイル：3,278円で使い放題！短期での解約も可能
楽天モバイルのポケットWiFiはデータ消費量に応じて価格が変動する仕組みで、3GB以下の利用であれば1,078円で、さらにどれだけ使っても3,278円で、使った分だけ料金が自動的に調整されます。
さらに、楽天モバイルではポケットWiFi本体を1円で購入できるため、初期費用を抑えて導入することが可能です。契約期間の縛りがなく、必要なくなった際には気軽に解約できます。車内だけでなく、自宅や外出先でも利用できるため、非常に柔軟な使い方が可能です。
ecoco：USBで挿すだけ！買い切りで月額無料
ecocoは、買い切りタイプのWiFiルーターで、月額料金が発生しないのが大きな特徴です。契約手続きなどの面倒な手間が一切なく、端末を購入すればすぐに利用を開始できます。また、月額費用も不要です。
データ容量が不足した際には「ギガのおかわり」として24時間365日いつでも追加購入が可能で、利用状況に合わせて柔軟にデータ容量を調整できます。また、ecocoはdocomo、au、SoftBankの各キャリアの電波を自動で切り替えて利用できるため、電波状況の良いキャリアを優先的に使うことで安定した通信が期待できます。
バッテリーレス設計で、バッテリーの発火リスクや劣化の心配もないため、車内に放置しても安全に利用可能です。USBで給電するだけで簡単に使えるため、コストを抑えつつ、安心して車内Wi-Fi環境を整えることができます。
povo：必要な時だけテザリングして使う
povoは、KDDIが提供するトッピング型のサービスで、基本料金が0円です。必要な時にデータトッピングを行い、スマホからテザリングすることで車内WiFiとして利用できます。使いたいときだけインターネットを使いたい方に最適な選択肢です。